米国医療貯蓄口座（HSA）のご説明
米国医療貯蓄口座（HSA）とは、税制優遇措置付きの貯蓄口座であり、高免責額医療保険（HDHP）に加入している者に適用され、保険がカバーしない医療費の支払いに役立ちます。
医療貯蓄口座を保有するメリットが多いです。あなた自身のほか、あなたの雇用主も家族もあなたの医療貯蓄口座に預金することができます。医療貯蓄口座に預けた金額は一切免税になり、つまりあなたは個人所得税の確定申告に当該額を控除できます。雇用主は当該口座に入金する場合、当該額があなたの収入に計上されません。医療費のために医療貯蓄口座から引き出したお金も免税になります。医療貯蓄口座のもう一つのメリットは、あなたの仕事の変化に関係なく、その所有権があなたに帰属します。
医療貯蓄口座を開設するには、まずあなたの医療保険が高免責額医療保険HDHPでなければならず、その他の医療保険または社会保険に加入していない、かつ他人の確定申告書に被扶養者として申告されてはいけません。
誰でも医療貯蓄口座に預金することができます。従業員の医療貯蓄口座に対して、従業員、雇用主又は両者とも同年に当該従業員の医療貯蓄口座に預金することができます。個人事業主の医療貯蓄口座に対して、当該本人、家族又は他の人でもその医療貯蓄口座に預金することができます。注意すべき点としては、医療貯蓄口座には現金しか振り込まれません（株券又はその他の資産の寄付は禁止）。
医療貯蓄口座に入金できる限度額は、あなたの高免責額医療保険の種類、年齢及び高免責額医療保険の加入期間によります。2020年には、医療保険の種類が個人医療費保障の高免責額医療保険であれば、医療貯蓄口座に入金できる金額は最大3,550ドルです。家族医療費保障の高免責額医療保険であれば、最大入金額は7,100ドルです。
2020年4月15日前にあなたの2019年の医療貯蓄口座に預金することができます。
あなたの雇用主は2020年1月1日から4月15日までにあなたの2019年の医療貯蓄口座に預金することができます。雇用主は入金する時に告知義務があります。当該金額もあなたの給料表に表示されます。
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