米国確定申告書1099-NECのご紹介
2020課税年度から、企業納税者は従来のForm 1099-MISCの代わりに新しいForm 1099-NECを使用することで非従業員に支払う報酬金額を報告することが内国歳入庁(IRS)によって要求されています。企業納税者が非従業員(例えば、独立業務請負人)に支払う報酬の金額は600ドル以上の場合には、当該フォームの申告が必要となります。
Form 1099-MISCが納税情報申告書に属し、企業は当該フォームで1年間に非従業員に支払う金額(賃貸費用又は著作権など)を申告します。支払人は1年間に支払った金額が600ドルを超えた場合、Form 1099-MISCに記入し且つフォームのコピーを1月31日前に受取人に提供する必要があります。受取人は当該フォームを受け取った後、相応の収入情報を個人の確定申告書に如実に申告する必要があります。
Form 1099-NECはForm 1099-MISCの代替ではありません。Form 1099-NECは非従業員に支払う報酬を申告するためだけのものです。つまり、Form 1099-MISCのBox 7「非従業員報酬」が削除され、Form 1099-NECで単独で申告することになりました。
以下の4つの標準を満たすと、Form 1099-NECを使用し独立業務請負人に支払う報酬を申告する必要があります。
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当該報酬の受取人はあなたの従業員ではないこと、
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当該報酬は受取人の貿易・業務中に提供したサービスにより得た報酬(政府機関及び非営利団体を含む)であること、
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当該報酬の受取人は個人、パートナーシップ、遺産信託又は株式会社であること、または、
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あなたは1年間に受取人に最低600ドルを支払ったこと。
Form 1099-MISCと類似して、Form 1099-NECにあなた(支払人)の名前、住所、電話番号及び納税者番号、および受取人の名前、住所及び納税者番号、および支払った非従業員報酬総額、連邦及び州の源泉所得税(適用される場合)を記入する必要があります。記入後、Form 1099-NECの複数のコピーを提出する必要があります。
相応のフォームのコピーを提出期限までに正確な宛先に提出することを確保しましょう。
Copy A: 内国歳入庁(1月31日前に)
Copy 1: 州税務部門(適用される場合)
Copy B: 独立業務請負人(1月31日前に)
Copy 2: 独立業務請負人(1月31日前に)
Copy C: 内部記録保存用