1.1 |
基本的な年間維持 会社設立後、全ての英領バージン諸島会社は翌年から毎年、年間維持費用を支払う必要があります。年間維持費用には、1年度の政府ライセンス費用、設立代理人サービス費用及び登録住所の費用が含まれています。年間維持費用は会社の登録資本(金額でなく株式数)によります。 (1) 登録資本が50,000株以下である会社 登録資本が50,000株以下である会社は、設立後の翌年から年間維持費用が950米ドルです。 (2) 登録資本が50,000株超である会社 登録資本が50,000株超である会社は、設立後の翌年から年間維持費用が1,850米ドルです。 年間維持費用の納付期限は会社の設立日によります。会社が上半期に設立された場合には納付期限は5月31日です。会社が下半期に設立された場合には納付期限は11月30日です。期限後に納付した場合、罰金又は会社の登録抹消に処します。 当事務所は毎年の設立記念日前の2ヶ月に(即ち毎年の3月1日及び10月1日)翌年度の年間維持費用の支払通知書をクライアント様に発行します。通知が届かない場合は、当事務所にお問い合わせください。 |
1.2 |
経済的実態の報告(economic substance reporting) 英領バージン諸島の「経済的実態(会社及びリミテッドパートナーシップ)法」(The BVI Economic Substance (Companies and Limited Partnerships) Act)により、法人は事業の関連情報を毎年申告・提出する必要があります。会社は、指定された事業を経営している場合、利益の移転を防ぐために英領バージン諸島にある程度の経済的実態を確立する必要があります。 当事務所は情報の収集・アップロード・提出のサービス費用が年間500米ドルであり、当該費用を基本的な年間維持を行う際に一緒に請求します。 詳細について、2018年の「経済的実態(会社及びリミテッドパートナーシップ)法」(英字)をご参照ください。 |
1.3 |
財務記録の保存 英領バージン諸島事業会社法により、全ての英領バージン諸島会社は財務記録及び基本文書を保存しなければなりません。当該書類は世界各地でも保存できますが、保存の場所及びその責任者の情報は会社の設立代理人に提供する必要があります。当該書類は、関連する取引日から5年間以上保存しなければなりません。 財務記録は会社の取引を説明できる全ての書類であり、請求書、銀行取引明細書、契約書及びその他の会計上重要な文書などを含みます。 当事務所はクライアント様のBVI公司が当該要件に当該することを支援し、全ての書類を当事務所の安全なサーバーに保存し、要求に応じて会計記録を準備することができます。 |
1.4 |
財務諸表監査 英領バージン諸島の法律は会社が年次財務諸表を監査するために監査人を雇うことを要求していません。但し、クライアント様は何らかの理由で英領バージン諸島会社の監査済み財務諸表が必要である場合、啓源は香港で登録されている会計事務所として監査サービスを提供できます。当該サービス費用は別途相談となります。 |
2.1 |
上半期に設立された会社 クライアント様の英領バージン諸島会社が上半期(1月1日~6月30日)で設立された場合、年間維持費用の納付期限は毎年(設立する年を除く)の5月31日です。上記の期限内に年間維持費用を納付しなかった場合、下表のように罰金又は会社の登録抹消に処します。
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2.2 |
下半期に設立された会社 クライアント様の英領バージン諸島会社が下半期(7月1日~12月31日)で設立された場合、年間維持費用の納付期限は毎年(設立する年を除く)の11月30日です。上記の期限内に年間維持費用を納付しなかった場合、下表のように罰金又は会社の登録抹消に処します。
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