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シンガポール電気通信事業免許を解説

シンガポール電気通信事業免許を解説

シンガポールで電気通信システムを経営し、または電気通信サービスを提供するためには、シンガポールの情報通信メディア開発庁(Infocomm Media Development Authority, IMDA)による免許を取得する必要があります。一般的に、ライセンス保有者はシンガポール会社法(第50章)に基づき設立された会社でなければなりません。IMDAの電気通信事業免許は、設備ベース事業者(Facilities-Based Operations, FBO)とサービス・ベース事業者(Services-Based Operations, SBO)に大別されます。本稿は免許の種類についてご紹介します。

1.
サービス・ベース事業者(SBO)ライセンス

サービス・ベース事業者ライセンスを有する事業者は、シンガポールでサービスベースの電気通信サービスを提供することができます。サービス内容は以下を含みます。

(1)
事業者は自分の電気通信サービスを提供するために、IMDAのライセンスを有する任意の設備ベース事業者(FBO)に電気通信ネットワーク要素(例えば伝送能力と交換サービス)をリースする;
(2)
事業者は設備ベース事業者(FBO)の電気通信サービスを第三者へ転売する;
(3)
事業者は自分の不動産の範囲内において電気通信ネットワーク、システム及び設備を設置しますが、電気通信サービスを第三者に提供する。

事業範囲及びサービスの性質によって、電気通信事業者は下記のライセンスを申請できます。


(1)
SBO(Individual)個別免許



(a) サービスを提供するために国際伝送容量をリースする事業者は個別免許を取得できる。

(b) これらの会社はシンガポール会社法(第50章)に基づき設立された会社又は海外法人。

(c) 通貨預金を受け取り及び/又は料金を受け取るためにプリペイドカードを発行する事業者は、SBO個別免許を取得する前に100,000シンガポール・ドル以上の払込資本金が必要。

SBO(個別)免許のカテゴリの下に、個別免許が必要な運営およびサービス範囲は以下の内容を含みますがこれらに限りません。

(a) 国際単純再販売(ISR)
(b) 回線レンタルサービスの再販売
(c) 公衆インターネット接続サービス
(d) インターネット・エクスチェンジ・サービス
(e) VPNサービス
(f) マネージドデータ・ネットワークサービス
(g) 蓄積伝送の付加価値通信網サービス
(h) 仮想移動体通信運営
(i)  帯域幅容量交換操作
(j)  バックホール帯域幅容量サービス
(k) リアルタイム音声サービス
(l)  その他の電気通信サービスに関する先払いサービス(例えば下記のとおり)
      (i) コールバック・リダイヤルサービス
      (ii)インターネット音声とデータサービス
      (iii)蓄積・検索の付加価値通信網サービス
      (iv)国際電話カードサービス(ICC)
      (v) 公衆交換電気通信サービスの再販売
(m)  衛星によるグローバルモバイル個人通信(GMPCS)サービス

ライセンス料及び有効期間

SBO(個別)免許を申請するには、下表の料金を支払う必要があります。

ライセンス

登録料

SBO個別免許

SBO (個別)

初期費用:なし

年間費用:5,000Sドル

リアルタイム音声サービス

3年ごとに200Sドル



(2) SBO(Class)クラス免許



(a) SBOの電気通信事業範囲およびサービスは当該類別に属する。

(b) これらの会社はシンガポール会社法(第50章)に基づき設立された会社でも海外法人でも可(有限責任パートナーシップ又は有限パートナーシップを含む)。

(c) SBO(クラス)免許保有者が通貨預金を受け取り及び/又は料金を受け取るためにプリペイドカードを発行することは禁止される。

SBO(クラス)免許の経営およびサービス範囲は以下の内容を含みますがこれらに限りません。

(1) コールバック・リダイヤルサービス
(2) インターネット・ベースの音声とデータサービス
(3) 公衆交換電気通信サービスの再販売
(4) 蓄積回復の付加価値通信網サービス
(5) 国際電話カードサービス(ICC)
(6) リアルタイム音声サービス
(7) 連鎖公衆電話の有料サービス

ライセンス料及び有効期間

SBO(クラス)免許を申請するには、下表の料金を支払う必要があります。

ライセンス

登録料

リアルタイム音声サービス

3年ごとに200Sドル

コールバック・リダイヤルサービス

3年ごとに200Sドル

インターネット・ベースの音声とデータサービス

3年ごとに200Sドル

国際電話カードサービス(ICC

3年ごとに200Sドル

蓄積回復の付加価値通信網サービス(レンタル回線使用)

3年ごとに200Sドル

蓄積回復の付加価値通信網サービス(レンタル回線不使用

無料

公衆交換電気通信サービスの再販売

無料

連鎖公衆電話の有料サービス

無料


2. 設備ベース事業者(FBO)ライセンス
FBOとは、ライセンスを有するその他の電気通信事業者、企業及び/又は消費者に対して電気通信交換及び/又は電気通信サービスを提供するために、任意の形式の電気通信ネットワーク、システム及び設備を設置する事業者です。

ライセンス保有者の設備を通じて提供できるサービス範囲は下記を含みます。

(1) 公衆交換電話サービス
(2) 公衆交換統合サービスデジタルネットワーク(ISDN)サービス
(3) 回線レンタルサービス
(4) 公衆無線通信サービス
(5) 公衆セル式移動電話サービス(PCMITS)
(6) グループ限定無線通信サービス(PTRS)
(7) 移動データサービス(PMDS)
(8) 放送用の地上通信ネットワーク
(9) 放送用の衛星アップリンク・ダウンリンク

啓源のシンガポール事務所は、シンガポールIMDAのライセンス申請及びコンサルティングのサービスを提供しています。詳細は当事務所の専門コンサルタントにお気軽にお問い合わせください。

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