配当金（dividends）とは、会社が得た利益の一部を株主へ支払うものです。配当金は、適格配当と普通配当に分けられます。普通配当に適用される税率は通常の収入と同じですが、規定に該当する適格配当は比較的低いキャピタルゲイン税率で納税することができます。税務目的に基づいて、配当金の支払者は規定に従いForm 1099-DIVに各配当の種類と金額を正しく識別する必要があります。配当金の支払者が受取人へ10ドル以上の配当金を支払うとき、受取人はForm
1099-DIVという配当分配書を受け取ります。Form 1099-DIVには、あなたが受け取る配当金の金額及び当該配当が適格配当又は普通配当に該当することは記載されます。

適格配当は、税率が比較的低いという税務上のメリットがあります。適格配当は通常、次の3つの条件を満たす必要があります。

• 配当金は、米国会社又は適格外国法人によって分配されるものでなければならない。
• 当該配当金は、税務署の非適格配当金リストに特に記載されたものではない。
• 保有期間の規定に該当すること。通常、配当落ち日前の60日からの121日以内に株式を60日以上保有する必要がある。

非適格の配当は普通配当といい、優遇税率を使用できません。例えば、金融市場の口座が支払う配当金（例：貯蓄銀行、信用組合又はその他の金融機関の預金利息）は、配当金の定義に該当しないため、利息収入として申告する必要があります。REIT、MLP（マスター・リミテッド・パートナーシップ）も非適格配当に属します。

適格配当の税率は、申告資格と課税所得によって異なります。具体的には下表をご参照ください。

申告資格	0% 税率	15%税率	20%税率
独身者	US$0 ～ US$40,000	US$40,001 ～ US$441,550	US$441,451 以上
夫婦合算申告	US$0 ～ US$80,000	US$80,001 ～ US$496,600	US$496,601以上
夫婦個別申告	US$0 ～ US$40,000	US$40,001 ～ US$248,300	US$248,301以上
世帯主	US$0 ～ US$53,600	US$53,601 ～ US$469,050	US$469,051以上