ホーム  事業内容  英国会社設立の手続きと費用

英国会社設立の手続きと費用

英国会社設立の手続きと費用

特に明記しない限り、本見積書で紹介される英国会社とは、英国の2006年会社法(The Company Act 2006)に基づき設立された非公開株式会社(Private Company Limited by Shares)を指します。

弊所は、英国において非公開株式会社を設立するサービス費用は750ポンドとなります。この費用には、弊所のサービス料金、1年間にわたる英国での登録住所や登録代理人(秘書役)のサービス費用、及び設立の際に英国会社登記所(Companies House)に支払うべき登記料が含まれています。要するに、このパッケージは英国において会社を設立することに必要な各項の費用を含んでいます。具体的には本見積書の第1節をご参照ください。

英国会社を設立する際に、お客様は株主及び取締役となる者全員の身分証明書類及び住所証明書類、予定の英国会社の登録資本金(株式数)、株主構成(複数の株主の場合)、登録住所(お客様が自ら提供する場合)、英国会社の主要な事業範囲、ビジネスモデルを提供する必要があります。具体的には本見積書の第5節をご参照ください。

一般的に、英国会社設立の所要時間は約3~5営業日です(英国会社の付加価値税登録の所要時間を含まない)。英国会社登記所が会社の事業活動及び株主の身分を審査する可能性があり、その場合には所要時間が延長されます。

本見積書は、特別なライセンス・許可の別途申請が不要である英国会社に適用されます。お客様の英国会社がライセンス・許可の別途申請が必要である場合、弊所は相応するサービスが提供できます。費用は別途相談となります。

  1. 設立サービスと費用

    弊所が英国においてモデル定款に基づき、登録資本金が100ポンドであり、且つ特別なライセンス・許可の別途申請が不要である非公開株式会社を設立するサービス費用は750ポンドです。具体的には以下のサービスが含まれます。

    1.1
    会社設立と書類のファイリング

    (1) 英国会社設立に関する質問を回答
    (2) 類似商号を調査
    (3) 関連する政府機関へ登録料を支払い
    (4) 会社の定款大綱、定款細則を作成
    (5) 会社設立証明書類及び設立ファームを準備
    (6) 初回取締役会の書面決議書を作成
    (7) 会社設立証明書類一式(社印、株券、メンバー名簿、取締役名簿等を含む)

    (2)
    登録住所

    英国会社法の登録住所に対する要求に該当するため、啓源は、お客様の英国会社の登録住所としての英国のロンドンにおける住所を、1年間にわたって提供します。期限切れの場合は更新できます。弊所の登録住所サービスは、会社法の要求に該当し、代理して政府からの郵便物を受け取ることに限定されます。

    英国の歳入関税庁は、会社がその会計士の住所をVAT登録住所とすることを認めないため、弊所の登録住所は、会社のVAT登録住所とすることができません。

    上述の登録住所は弊所が手配します。お客様は弊所が登録住所を別途手配することを希望する場合、弊所は上記の設立サービス費用を調整します。

    ビジネスの郵便物が届いたら、弊所は郵便物を転送するサービスを提供でき、年間サービス費用が300ポンドです(郵便料を含まない)。

    備考:上述のパッケージ費用には、弊所のサービス料金、及び会社設立により生じた政府への手数料が含まれますが、会社設立により生じた書類の郵送料が含まれていません(有する場合)。

  2. オプションサービス

    順番

    サービス内容

    費用

    ポンド

    1

    付加価値税登録事業者の登録(備考1

    300

    2

    郵便物の転送(毎年)(備考2

    300

    3

    英国銀行口座開設の案内(備考3

    500

    4

    会社設立書類の認証・公証(備考4

    別途相談


    備考:

    (1)
    年間売上高(課税対象となる商品の価値)が90,000ポンドを超えた会社は、付加価値税(以下「VAT」という)登録を行う必要があります。英国の現行のVAT税率は20%ですが、一部の事業活動、商品が減免対象です。年間売上高が90,000ポンド未満である会社は、任意にVAT登録事業者に登録することができます。登録してVAT登録事業者になったら、会社は事業目的で商品を購入する際にVAT還付を申請することができます。

    VAT登録事業者は年に4回VATを申告しなければならず、即ち3ヶ月に1回申告します。VAT登録事業者は、納税申告期限満了後1ヶ月以内に納税申告書を提出し、相応の税額を納付する必要があります。

    当該サービスはVAT登録に限定され、VAT申告サービスを含みません。

    (2)
    弊所はお客様の英国会社のビジネスレターを受け取った後、月に1回レターをスキャンしてお客様の指定する電子メールアドレスに送信し、且つ月に1回レターをお客様に転送し、郵送料をお客様に請求します。

    (3)
    弊所は、お客様の英国会社のオンラインバンキング(Airwallex)の開設申請をサポートします。弊所の銀行口座開設サービスは、あくまでもサポート(銀行口座開設申請書類の作成、お客様の提供する口座開設書類の予備審査など)に過ぎません。口座開設申請を承認するか否か権利は、銀行が有します。

    (4)
    啓源は必要に応じ、お客様の会社設立書類を英国の公証国際弁護士又は各国の在英国大使館で認証を受けることを、手配することができます。費用は別途相談となります。

  3. 支払条件

    弊所は現金/銀行振込・送金/PAYPALでのお支払いを受け取ります。PAYPALで支払う場合には、別途5%の手数料を請求します。お客様の委託を確認した後、啓源はサービス費用の請求書を作成し、銀行口座情報及び送金ガイドとともにお客様に送信します。サービスの性質上、事前にサービス費用を全額支払う必要があります。サービスを提供してから、特別な事情がない限り、費用が返金されません。

    お客様は弊所からの中国大陸の増値税発票又は台湾の営業税発票が必要な場合、現行の税率に基づいて算出された税額を別途支払う必要があります。

  4. 基本的な組織構造

    (1)
    最低株主1名、取締役1名で構成されます
    (2)
    株主は国籍を問わず、法人でも自然人でもなれます。
    (3)
    取締役は国籍を問わず、自然人たる株主は取締役を兼任できます。
    (4)
    設立しようとする英国会社は英国にある事務所を持たなければなりません。
    (5)
    登録資本金や発行の株数に対する制限がありませんが、通常は100ポンドです。

  5. 会社設立に必要な書類

    英国会社設立の際、お客様は郵便・ファクス・電子メールにて下記の書類を提供しなければなりません。
    (1)
    2~3つの英語表記の商号(商号の末に「LIMITED」又は「LTD」が付けられる必要)
    (2)
    株主全員のパスポート写し、直近3ヶ月の住所証明書類(公共料金請求書、銀行取引明細書等)、又は(株主は法人の場合)法人設立証明書、最新の年次申告書又は類似する書類、最新の取締役名簿、株主名簿、実質的支配者名簿、及び会社の10%以上の持分を保有している株主又は実質的支配者のパスポート、住所証明書類写し
    (3)
    取締役全員のパスポート写し、直近3ヶ月の住所証明書類(公共料金請求書、銀行取引明細書等)、又は(取締役は法人の場合)法人設立証明書、最新の住所証明書類、及び会社の10%以上の持分を保有している株主又は実質的支配者の身分・住所証明書類
    (4)
    (株主が法人である場合)取締役が署名・認証した、実質的支配者と英国会社との関係を説明する組織構造図
    (5)
    記入済の英国会社設立フォーム(啓源が提供する)

    上記の住所証明書類とは、取締役・株主の個人情報(氏名、詳細な住所を含む)、書類の種類、発行日、発行機関が記載されている公共料金請求書又は銀行取引明細書です。この証明書類は英語表記でない場合、その英語訳本が必要となります。

    上記の身分証明書類は、弊所又はお客様が所在する場所での会計士、弁護士又は公証役場によって認証されなければなりません。弊所の認証サービスが必要な場合、お客様は書類の認証を受けるために、啓源のいずれの事務所へ行くことができます。弊所はビデオを通じて認証を手配することもできます。

  6. 設立手続きと所要時間

    一般的に、特別なライセンス・許可の別途申請が不要である場合、英国において会社を設立するには約1週間かかります。具体的な設立手続き及び所要時間は下表をご参照ください。

    手順

    設立手続き

    営業日

    (推計)

    1

    お客様は英国会社設立を啓源に委託すると同時に、電子メールにて必要な書類(第5節)を弊所に提供します。

    お客様次第

    2

    啓源はサービス費用を請求書をお客様に発行し、お客様は弊所のサービス費用を支払います。

    お客様次第

    3

    啓源は(ビデオを通じて)お客様の身分・住所証明書類を認証します。

    お客様次第

    4

    啓源は類似商号調査を行います。会社名が使える場合、弊所は会社設立申請書類を作成し、お客様に送付します。

    1

    5

    お客様は書類に署名し、啓源に返送します。

    お客様次第

    6

    署名済み会社設立申請書類取得後、啓源はその書類を英国会社登記所(Companies House)に提出し、正式に設立手続きを行います。

    1

    7

    啓源は開業書類を作成し、お客様に送付する。お客様は書類に署名し、啓源に返送します。

    12

    8

    啓源は会社設立証明書類一式を作成します(会社定款の印刷、印章作成等)。

    1

    9

    啓源は会社設立証明書類一式をお客様に郵送します(お客様は啓源のいずれの事務所にお越しして会社設立証明書類一式を取得することもできます)。

    お客様次第

    合計

    1週間


  7. 登記書類一式(登録完了後に得られる法的書類)

    英国会社設立後、下記の法的書類をクライアント様に渡します。これにより、会社設立手続きが完了し、クライアント様が会社名義で事業活動を行うことを証明します。
    (1)
    英国会社登記所が発行した設立証明書(Original Certificate of Incorporation)の電子版
    (2)
    英語会社設立フォームIN01
    (3)
    英国会社のモデル定款4通
    (4)
    株券簿(Share Certificate book)
    (5)
    サイン社印1つ、丸印1つ
    (6)
    株主名簿、取締役名簿、議事録等の書類

    弊所は、上記の書類をお客様が指定する住所に郵送します。お客様は啓源のいずれの事務所に出向き会社設立証明書類一式を取得することも可能です。

  8. 年次維持費用

    会社が運営しているか否かを問わず、全ての英国会社は毎年の会計年度内に英国会社登記所に年次申告書及び年次財務諸表を提出しなければなりません。英国会社は英国において商品又はサービスの貿易を行う場合、法律の要求に従って納税申告書を作成し、英国歳入関税庁(HMRC)に提出しなければなりません。

    お客様が英国会社の維持費用をより明確に理解し、より簡単に維持費用を予算するために、啓源は、英国会社の年次維持費用をまとめました。下の表をご参照ください。

    項目

    サービス内容

    費用バンド

    基本的な年次維持費用

    1

    会社登録住所

    500

    2

    年次総会(AGM)書類の作成、年次報告書(Confirmation Statement)の提出

    小計

    500

    その他のサービス(必要な場合)

    3

    年次法人所得税申告書の作成・提出(休眠会社の場合)

    年次

    250

    4

    年次法人税申告書の作成・提出(休眠会社の場合)

    年次

    250

    5

    会計記帳費用

    月次

    150

    6

    年次法人税申告書の作成・提出(計算を含む)

    年次

    500

    7

    VAT登録事業者登録(任意)

    1

    300

    8

    VAT登録事業者登録(強制)

    1

    300

    9

    VAT申告

    四半期

    150

    10

    年次財務諸表の法定監査

    年次

    4,500

    11

    非監査財務報告書の作成

    年次

    2,000

    12

    PAYE番号登録

    1

    300

    13

    社員の年金登録又は現職社員の個人情報登記変更

    1

    200

    14

    給与計算

    月次

    1人あたり50

    15

    社員の年金計算・提出

    月次

    1人あたり20

    16

    年金の提供者の転換又は給与システムの変更

    1

    100


参考资料:
英国会社向けコンプライアンスガイド

事業内容

シェア

言語選択

English

繁體中文

简体中文

閉じる