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ベトナム、労働需要のために残業時間の上限を引き上げ

Time:   2022.05.16
ベトナム、労働需要のために残業時間の上限を引き上げ

COVID-19流行後の労働需要を満たすために、ベトナム国会は2022年3月23日に第17/2022/UBTVQH15号決議(第17号決議)を発表し、労働者の月間及び年間残業時間の上限を調整しました。

第17号決議により、2022年4月1日から2022年12月31日まで、ベトナムの労働者は月間残業時間の上限が40時間から60時間に引上げられ、年間残業時間の上限が200時間から300時間に引き上げられます。

但し、次の場合には残業時間の上限の調整が適用されません。
  1. 従業員の年齢は15歳~18歳です。
  2. 従業員は障害者です。
  3. 従業員は量の多くて有害又は危険な作業に従事しています。
  4. 従業員は妊娠7ヶ月以上、又は妊娠6ヶ月以上且つ就業の場所が山岳地帯、遠隔地、国境もしくは離島地域にあります。
  5. 従業員は12ヶ月未満の子供を養育している母親です。

備考:

ベトナムでは、通常の労働時間は毎日8時間以下、毎週48時間以下です。量の多くて有害又は危険な作業の場合は、毎日の労働時間が6時間を上限とします。

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