中国における商標登録及び保護のガイド(2) - 商標登録更新
一、 商標権の存続
商標権の存続期間は、登録日から10年で終了しますが、10年ごとに更新できます。
二、 商標登録更新
商標権利者は商標登録を更新したら、存続期間の満了前12ヶ月から登録更新を申請できます。存続期間の満了から6ヶ月の猶予期間があります。猶予期間にも登録更新を提出しないと、登録が徹底的に削除されます。次は登録が2020年12月31日満了する例です。
種類
提出できる期間
費用
普通の更新
2019年12月31日~2020年12月31日
更新料金
猶予期間の更新
2021年1月1日~2021年6月30日
更新料金 +追加料金
更新できず登録が削除された
2021年7月1日後
回復料金
商標登録更新の請求が認容されてから、商標庁は電子更新証明書を発行し、更新の公報に掲載します。商標権の存続期間は更新前の有効期限から10年存続します。
1、 作成された登録更新願書;
2、 法人又は個人の証明書類(法人の方は履歴事項全部証明書;個人の方はパスポート);
3、 外国語の証明書類なら、中国語版を提出してください;
4、 委任状(商標代理人を任命する場合)。
商標登録更新は、方式審査だけ行われます。申込書の必要な部分が入力されているか、正しく記入されている、必要な情報がすべて提供されているか確認します。一般的に、審査が2ヶ月ぐらいかかります。登録更新の流れ:
申請を提出
→
審查
→
認容され
→
電子更新証明書を発行
→
公報に掲載
- 問題: 更新登録と猶予期間を間に合わなかったら、どうすればいいのか?
回答: 中国商標庁は存続満了し更新されない商標に1年間の保護を与えます。商標法の第50条によると、登録商標が取り消され、無効を宣告され、または期間が満了し更新されないときは、取消、無効宣告または抹消の日より 1 年以内に、商標局は当該商標と同一または類似の商標の登録出願を許可しない。他人が悪意で商標登録を提出したら、掲載期間に異議申立をできます。
- 問題: 私の商標代理人は更新登録の警告を送る責任がありますか?
回答: 実は、商標代理人の責任は商標登録を完成することで(拒絶されることを除く)、商標登録証が届けられてから、契約が終了します。協力関係を継続するために、権利者に更新登録の警告を送ります。しかし、更新申請は一般的に10年後に行うので、担当者や権利者の連絡先が変更された場合はよくあります。従って、遅れずに更新登録を申請するために、権利者が登録の存続期間を記録することをお勧めします。
- 問題: どうして更新登録の費用は登録出願の費用より高いですか?
回答: 料金は、特許庁の官費と弁護士料金(又はサービス料金)によって異なります。通常、登録出願や更新登録の弁護士費用(又はサービス料)はほぼ同じです。したがって、主な理由は、更新登録の官費が登録出願の官費より高いです。
- 問題: 費用を節約するために、更新登録をせずに、登録出願を再提出したほうがいいですか?
回答: 登録商標をあきらめることをお勧めしません。次の理由をご覧ください:
(1) 更新登録に実体審査を行われません。更新登録を申請してから、方式審査だけ行われます。拒絶や異議申立をされるリスクがありません。
(2) 商標の市場価値10年前より高くになるはずです。時間と資源を費やたので、商標がもっと有名になりました。10年間に使用し続いて、商標の価値が累積してきます。
逆に、拒絶されるリスクがあり、意見書を提出する費用が生じるかもしれません。したがって、更新登録を申請することをお勧めします。