米国テキサス州会社維持ガイド
テキサス州で設立されたすべての会社の日常な維持運営管理はテキサス州会社法に従わなければなりません。本稿では、米国テキサス州会社設立後の日常維持要求を簡単に紹介します。
テキサス州法律に基づき、あらゆる会社は、会社に代わって法律文書を受け取るテキサス州における登録代理人を有しなければならず、かつ当該登録代理人はテキサス州の物理的な住所を有しなければなりません。啓源は、あなたの会社の登録代理人としてのテキサス州会社、あなたの会社の登録住所としてのテキサス州の住所、及び日常維持・更新サービスを提供することができます。
テキサス州で設立された会社は、毎年年次報告書(情報公開報告書とフランチャイズ税報告書を含む)を提出しなければなりません。年次報告書の申告期限は5月15日です。5月15日が土日祝日にあたった場合、期限は翌営業日となります。情報公開報告書は現任の取締役の名前及び住所の情報を含みます。ゼロ申告(納付すべき税額がない)だとしても、フランチャイズ税報告書はテキサス州州務長官室に提出されなければなりません。フランチャイズ税の税率、課税しきい値及び控除額は報告年度によって異なります。2020年と2021年については下表をご参照ください。
2020 – 2021年度
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種類
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限度額
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ゼロ申告
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1,180,000 ドル
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税率(小売・卸売業)
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0.375%
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税率(小売・卸売業を除く)
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0.375%
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控除額
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390,000ドル
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フランチャイズ税のほか、連邦及びテキサス州税務条例に基づき、テキサス州で設立されたあらゆる会社は、毎年所定の期日までに連邦及び州税務署へ確定申告する責任を果たし、時間通りに連邦所得税、給与税、売上税及びその他の関連税務を申告する必要があります。注意すべき点としては、テキサス州は法人所得税を徴収しません。
注意すべき点としては、IRSの関連規定に基づき、外国人は米国源泉所得がある場合、源泉徴収される必要があり、かつ適時にIRSに源泉徴収された金額を報告しなければなりません。米国会社は米国外の銀行またはその他の金融機関で銀行・金融口座を開設した場合、連邦税務局に特定の金融資産を申告し、あるいは財務省に外国金融口座情報を申告する必要があります。
上述の通り、米国テキサス州会社は、LLCであるか株式会社であるかを問わず設立されると、米国連邦及び州政府の各規定(例えば、法人所得税の申告、給与税・売上税の納付を時間通りに行うこと)に従わなければなりません。日常の経営では、会社はきちんとした会計記帳をし、かつ関連資料を適正に保存する必要があります。なお、会社は規制の対象となる業務を展開する予定がある場合、関係規制当局に免許・許可を申請する必要があります。当事務所は米国ニューヨークにオフィスを設けかつ公認会計士がいて、会計記帳、税務申告、給与計算・支払代行などのサービスを提供しています。
参考資料:
米国テキサス州の株式会社設立パッケージ
米国徳州会社のログアウト
米国テキサス州LLC設立パッケージ
米国徳州LLCのログアウト