概要

BVI会社は以下の二つの方法で廃業・閉鎖することができます。

1. 正式な清算、又は
2. 会社登記所によって会社登記を抹消される。

会社が運営されており、未払いの資産または負債があるかもしれないが、取締役は、適切な方法で職務を遂行し、責任を取り除くことを望む場合、自発的に会社を清算することを清算人に委託することができます。

株主及び取締役は、会社にいかなる資産・負債も残っていないとみなし、且ついかなる業務も行わない場合、会社登記所に会社の登記簿における登記を削除するよう要求することができます。これは最速かつ最も安いオプションです。

1. 会社登記簿から会社登記を削除する
   
   会社登記所は、会社が営業を停止していると判断した場合、又は会社が必要な維持費を支払っていない場合、会社登記簿から会社登記を削除する可能性があります。会社が登記を抹消される前に、すべての活動を停止し、且つ資産又は負債を持たないようにすることをお勧めします。但し、会社登記抹消は、取締役の負うべき責任を免除するものではなく、裁判所命令による会社登録の回復の可能性を免除するものでもありません。今後10年以内に補償の請求または会社登記の回復申請がない場合、会社又はそのオフィサーに対してこれ以上補償を請求することはできません。
   
   
2. 自主的な会社清算
   
   会社は特別決議により会社清算を要求した場合、その後に自発的に清算手続きを行う必要があるかもしれません。
   
   会社が清算手続きを始めたら、清算以外の業務や行動を停止する必要があります。清算人又は被清算人の承認を受けていない限り、株式譲渡を行うことができないものとします。

関連資料：
英領バージン諸島商業会社復活ガイド