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マレーシア旅行会社ライセンス申請ガイド

マレーシア旅行会社ライセンス申請ガイド

特に明記されない限り、本ガイドで述べられるマレーシア会社または会社とは、マレーシアの会社法に基づき設立された非公開株式会社を指します。

観光事業(インバウンド及びアウトバウンド)とは、以下のサービスのすべてまたはいずれかを提供する事業を指します。
  1. マレーシア国内または国外で観光客向けに運送、宿泊、観光サービスまたはその他の付随的サービスを手配する。
  2. 販売またはコミッションのためにインバウンドまたはアウトバウンド旅行を手配する。
  3. 観光客に交通手段のレンタルサービスを提供する、または
  4. 上述の活動のいずれかに関連するその他のサービス。

旅行会社事業(発券業務)とは、以下のサービスのすべてまたはいずれかを提供する業務です。
  1. コミッションを得るために、陸路、海路または空路の交通機関に乗る権利を販売、手配または提供する。
  2. コミッションを得るために、マレーシア国内・国外の宿泊施設を販売、手配または提供する。
  3. 上述の活動のいずれかに関連するその他のサービス。

2016年会社法に基づいてマレーシア企業委員会(CCM)に私的有限責任会社として登録された後、観光事業・旅行会社事業を合法的に開始する前に、それぞれの地元の町委員会にその関連する営業所と看板のライセンスを申請する必要があります。その後、会社は観光芸術文化省 (MOTAC) にライセンスを申請することができますが、承認申請に必要な要件を満たす必要があります。

  1. 株主資本及び払込済資本金の要求

    この事業を立ち上げる予定がある会社は、申請するライセンスの種類に応じて資本及び払込済資本金の要件を満たす必要があります。外資系企業は入国許可証と発券許可証しか申請できません。外資系企業の株主は、3年以上の旅行業界における経験を有しなければなりません。外資系企業が申請できるライセンスの種類とそのライセンスの申請要件は次のとおりです。

    番号

    許可証の種類

    株主

    最大持ち株比率

    最低払込済資本(RM

    1

    インバウンド

    外資系企業

    (ASEANまたは

    ASEAN)

    100%

    1,500,000

    2

    インバウンドと発券業務

    外資系企業

    (ASEAN)

    70% - シンガポールまたはカンボジア

    51% -シンガポール、カンボジアを除く

    1,000,000

    3

    インバウンドと発券業務

    外資系企業

    (ASEAN)

    30%

    500,000

    4

    アウトバウンド

    外資系企業

    (ASEANまたは

    ASEAN)

    許可されない

    適用されない


  2. 許可と登録

    マレーシアにおいて観光事業・旅行代理店事業を展開するには、旅行業許可システム(SPIP)を通じて観光事業・旅行代理店事業の許可証申請及び必要な書類を提出し、100リンギットの手数料を支払う必要があります。

    申請者は以下の必要な書類を提出する必要があります。
    (1)
    申請日から 14 日以内のCCMによる会社概要
    (2)
    株主及び取締役の身分証明書またはパスポートのコピー(カラー印刷)
    (3)
    海外旅行会社との協力関係を証明する書類
    (4)
    パッケージツアー(入国・出国)に関する提案のドラフト
    (5)
    事業計画、マレーシア人観光客の目標人数及び外国会社の短期収入が記載された書類

    申請が承認されると、当該会社は次の行動を取らなければなりません。

    (1)
    承認状の日付から 2 か月以内に、以下の基準に従って営業所を提供します。

    (a) 営業所の建築面積の要求を満たす
    (b) 本社は単一の構造内にあり、且つ固定の住所を持つ
    (c) 営業所を他社と共用しない
    (d) 営業所は住宅地ではなく、商業地域にある

    (2)
    関係機関が営業所に対して検査を行う際に必要な下記書類を提出します。

    (a) オフィスの賃貸借契約書(最低1年)又は売買契約書のコピー
    (b) フロアプランの草案
    (c) 営業所の写真(外装と内装)

    (3)
    MOTACに認可された観光協会会員証のコピーを提出します。MOTACに認可された観光協会のリストは以下の通りです。

    (a)  MATTA(マレーシア旅行業協会)
    (b)  BUMITRA(マレーシア原住民旅行業協会)
    (c)  MCTA(マレーシア華人観光協会)
    (d)  MITTA(マレーシア・インド観光協会)
    (e)  MITA(マレーシアインバウンド観光協会)
    (f)  CRAM(マレーシアカーレンタル協会)
    (g)  MSDA(マレーシアダイビング協会)
    (h)  PAPUH(イスラム教徒巡礼旅行業協会)

    (4)
    旅行管理課程(TTMC)証明書を提供します。

    最低1名の重要な役職に就く会社の代表者(即ちCEO、COO、取締役またはゼネラルマネージャー)は、MOTACに認可された観光研修機関が開催する旅行管理課程を受講しなければなりません。コース終了後、受講生全員はTTMCの評価テストを受けらなければなりません。

    証明書の有効期間は通常1~3年間です。コース終了証明書には、証明書コード(MOTAC の参考用)、受講生の名前と役職、会社名及び証明書の有効期間が記載されます。

    (5)
    MOTACによる通知を受け、当該営業所が所定の要求及び基準をすべて満たすことを確認できた後、許可証の費用を支払います。

啓源グループは経験豊富な専門チームを持ち、マレーシア会社の書類準備・登録、各種許可・免許の申請、税務企画、会計監査サービスをご提供します。詳細については、当事務所の専門コンサルタントまでお問い合わせください。

記事を参考:
マレーシア会社設立基本パッケージ

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