雇用主支払報酬申告書
雇用主支払報酬申告書の提出
通常、毎年4月第一営業日に、税務局はForm BIR56A(雇用主支払報酬申告書)を雇用主に発行します。当該フォームは発行日から1ヶ月以内に提出する必要があります。申告書に記入する前に、会社はForm BIR56Aの注記及び説明、及びForm IR56Bの注記及び説明を注意深く読む必要があります。
雇用主は、申告される必要がある従業員人がいないとしても、Form BIR56Aを受け取った場合、フォームに記入、署名して税務局に返送する必要があります。
会社にはForm BIR56Aの注記及び説明で指定された申告しなければならない者に属する人がいるが、4月にまだ雇用主支払報酬申告書を受け取っていない場合、雇用主はForm IR6163に記入し、税務局に雇用主支払報酬申告書の発行を要求する必要があります。
雇用主支払報酬申告書の提出の猶予申請
会社は期限内に雇用主支払報酬申告書を提出するのが難しい場合に、税務局に猶予を申請することができます。当該申請は書面で行われ、且つ次のすべての項目が明記される必要があります。
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会社名とファイル番号
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関連する課税年度
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必要な猶予期間
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詳細な理由
雇用主支払報酬申告書の副本申請
会社は、雇用主支払報酬申告書を紛失した、または当該申告書が破損した場合には、Form IR6163に記入することで税務局に雇用主支払報酬申告書の副本を要求することができます。署名されたフォームは、郵送またはFAXで税務局に提出することができます。
電子確定申告
雇用主電子確定申告サービスは、次の2つの提出モードを提供しています。
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オンラインモード:雇用主は、「インターネットで直接入力」を通じて関連資料を準備するか、あるいはForm IR56準備ツール、ソフトウェアIR56B、税務局によって承認された雇用主の自主設計ソフトウェアを通じて準備することができます。署名権限者は、その「eTAX」のパスワードを使用することで雇用主支払報酬申告書・通知書の署名、提出を行う必要があります。
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混合モード:雇用主は、「eTAX」にログインする必要がなく、Form IR56準備ツール、ソフトウェアIR56B、又は税務局によって承認された雇用主の自主設計ソフトウェアを通じて関連資料をアップロードするように任意の人に指示することができます。アップロード完了後、雇用主電子確定申告サービスシステムは、照会番号及びQRコード、当該ファイル内にあるForm IR56の内容の要約を含むチェックリストをエクスポートします。署名権限者は、チェックリストに署名してから、署名済みのForm BIR56Aと一緒に持参又は郵送により税務局に返送することで、提出プロセス全体を完了させる必要があります。会社が電子確定申告サービス(混合モード)のみを通じて関連ファイルをアップロードするが署名済みのForm BIR56A及びチェックリストを提出しない場合、雇用主の責任を果たしたとはみなされません。
署名権限者とは、次のいずれかの身分に該当する者です。
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個人事業主
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パートナーシップの最初のパートナー
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法人の取締役、会社秘書役又はマネージャー、投資マネージャー(オープンエンド型ファンド会社にのみ適用)、暫定清算人又は清算人
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組織の主要職員
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データソース:香港税務局ウェブサイト
- https://www.ird.gov.hk/chs/tax/ere.htm
- https://www.ird.gov.hk/chs/tax/err.htm